『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を観ました。
江戸時代からの伝統文化である折り紙に、三味線の音色で命を吹き込む少年。古の日本が舞台のストップモーション・アニメです。
驚くほど美しい映像の裏に、並大抵でない制作陣のこだわりがみえる…
とにかく、なにもいわず観てほしい。
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
アカデミー賞®で『ズートピア』と共にノミネートされ脚光を浴びた本作。数々の傑作を送り出してきたスタジオライカが、今回テーマに挑んだのは、古き日本の世界。情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描く壮大な旅絵巻は、呪いや、犯した禁忌の代償など、日本の寓話をベースに、大人にこそ観てほしい胸打つドラマとなっている。監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』のスピンオフ『バンブルビー』も控えた、映画界最注目のトラヴィス・ナイト。驚異の技術と、超豪華ハリウッド声優陣で贈る、圧巻のストップモーション最新作、遂に上陸!
ストップモーション・アニメ
ストップモーション・アニメは静止物を動かして撮影するアニメーションです。少し動かして撮り、また少し動かして撮り。なんて、大変そうなんだ…
この作品、1週間で制作される尺の平均は、なんと3.31秒だそう。
公式サイトをみると、制作裏側をのぞくことができます。
»公式サイト
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『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』あらすじ
片目を失った少年クボは、三味線の音色で折り紙に命を吹き込み、操ることができる。
クボの父は、クボを守るために命を落とし、クボは心が壊れかけた母と暮らしていた。しかし、「闇の姉妹」があらわれ、クボのもう片方の目を奪おうとする。母はクボを守るため、別世界に飛ばせた。
別れ際に母から「刀、鎧、兜」を探すようにいわれたクボは、サルとクワガタ男に出会い、彼らは共に三つの武具を探し求める旅に出る。
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を観て
映像と音楽の美しさに圧倒され、クボが母を見つめるまなざしに心がギュッとなり…
はじまってから、あっという間にひきこまれてしまいました。
吹き替え版主題歌の三味線は、「吉田兄弟」という三味線ユニットが担当しています。吉田兄弟は以前から好きで聴いていたので、さらにこの作品が好きになります。
日本が大好きなトラヴィス・ナイト監督が、世界の技術でとんでもないこだわりをもってつくった作品、すべての日本人に観てほしいです。