オーストラリアのドキュメンタリー作品『あまくない砂糖の話』を観ました。
オーストラリアの俳優で映画監督のデイモン・ガモーが、「1日にティースプーン40杯分の砂糖を摂取する」という実験をおこなった。
60日の実験後、彼の身体と心に与えた影響はおそろしいものだった…
自分や家族の食生活について、考えさせられる作品です。
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『あまくない砂糖の話』
監督デイモン・ガモーの言葉
私は、第1子が生まれる前に砂糖と健康に関する確かな答えがほしいと思いました。論文を読んだり他人の意見に耳を傾けたりしても、砂糖が人に与える影響についての見解はバラバラです。そこで、最終的に信用できるのは自分の経験だけと思い、実験に乗り出しました。本作は、砂糖に関する私の体験を、みなさんと共有するための映画です。
引用元:http://amakunai-sugar.com/director/
『あまくない砂糖の話』あらすじ
引用元:http://amakunai-sugar.com/experiment/
平均的なオーストラリアの4人家族が1週間で消費する砂糖の量は、「1キロの砂糖6袋」だ。
俳優で映画監督のデイモン・ガモーは専門家とチームを組み、砂糖が人の健康に与える影響を調べる実験をはじめる。
「1日にティースプーン40杯分の砂糖を、60日間摂取する」という実験だ。
実験におけるルールは以下のとおり。
- ①1日にティースプーン40杯分の砂糖(160g)を消費する
- ②ソフトドリンクやアイスクリーム、チョコレートなどのお菓子の類は避ける
- ③低脂肪ヨーグルトやシリアル等の「実は砂糖が多い食品」から摂る
- ④「低脂肪」の食品を選ぶ
- ⑤運動は以前とおなじように続ける
実験開始から間もなく、デイモンの身体と心に変化があらわれた…
『あまくない砂糖の話』を観て
いまや人の食生活において、砂糖を完全に避けることはほぼ不可能…
短期間で砂糖の過剰摂取状態となったデイモンの心と身体に与える影響は、観ていて恐ろしくなりました。
彼が取材で訪れたケンタッキー州では、歯をすべて抜いて入れ歯にしなければならない17歳の少年がいました。彼は毎日ペットボトル6~7本のジュースを飲んでいたそうで、多くの子供は親が哺乳瓶に入れてジュースを与えているそう。
砂糖摂取後、一時的に集中力が高まってハイな気持ちになるのは「sugar high(シュガー・ハイ)」といいますが、それは躁状態であって、幸福感とは異なるそうです。
体力が持続せず疲れやすくなり、気持ちの浮き沈みが激しくなるのは砂糖の過剰摂取のせい。みんなそのことに気がついていないのです。
ドキュメンタリーですが重い感じではなく、映画として観やすくつくられていました。
全世界の人に観てもらいたい作品です。
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