【感想】『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』

「若いうちに読んでおいた方がいい本」って何かなー…

しらべると、必ずと言っていいほどその名が挙がる『金持ち父さん 貧乏父さん』という本があります。著者はロバート・キヨサキ氏。

今回ご紹介する『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』は、『金持ち父さん 貧乏父さん』と同じくらい有名で、多くの人に読まれている本です。

お金について考え始めたい20代から、あらためてお金との向き合い方を考えたい30代以降の人…

「収入をふやしたい」、「経済的に自由になりたい」すべての人におすすめ。

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』

著者のロバート・キヨサキ氏について

著者のロバート・キヨサキ氏について

「人々がお金で苦しむ最大の理由は、学校に何年通ってもお金について全く学んでいないからだ。人々は結局、お金のために働くことを学ぶ…だが、お金を自分のために働かせる方法を学ぶことは決してない」と、ロバートは言う。

引用元:https://www.richdad-jp.com/

ロバート・キヨサキ氏は、投資家、実業家、作家として活躍しています。
幼いころ、彼にはふたりの父、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」がいました。

お金のために懸命に働く実の父と、お金に働いてもらう仕組みをつくって経済的自由人になった友人の父。

ふたりの父は、『金持ち父さん 貧乏父さん』や『キャッシュフロー・クワドラント』の原点になりました。

パートナーのキム・キヨサキ氏の本もおすすめ

ロバート氏のパートナー、キム氏も、女性にむけてお金や投資について本を書いています。

記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。
»【感想】キム・キヨサキ『リッチ・ウーマンー人からああしろこうしろと言われるのは大嫌い!という女性のための投資入門』

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』内容紹介

内容を少し紹介します。

4つのクワドラントとは?

キャッシュフロー・クワドラントは、「どこからお金を得ているか」で、人々を分類するための方法です。

具体的には、以下の4つのクワドラントに分類されます。

  • E(Employee):雇われて働いている人
  • S(Self-employed):自営している人
  • B(Business-owner):自分のために働いてくれるシステムと従業員をもっている人
  • I(Investor):お金が自分のために働いてくれる人

あなたはいま、どのクワドラントに属していますか?そして、経済的に成功しているといえますか?

よりはやく成功できるのはBとI

4つのクワドラントをみて気づいたでしょうか。
これ、「だれが働くか」という考え方から、2つに分類できるんです。

ESは、自分自身の労働と時間の対価として収入を得ています。

自分がそこにいなければならず、病期などで働けなくなったら、その間の収入はゼロになるか、大きく減ります。

いっぽう、BIは、自分以外の仕組みや人に働いてもらうため、自分がそこにいる必要はありません。

たとえ1ヶ月働いていない期間があっても、かわらず収入を得ることができます。

その意味で、BとIは「経済的自由になる」というゴールに、よりはやく到達できるというわけです。

どのクワドラントでも、成功することは可能

「え…それじゃ会社員やフリーランスは、経済的に成功できないってこと?」

このように思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
4つのどのクワドラントでも、金持ちになるのは可能だと書かれています。

どのクワドラントにも、大金持ちになる人もいれば破産する人もいる。あるクワドラントに属しているからといって金銭的な成功が約束されるわけではない。

雇われて働いて金持ちになる人もいるし、投資で失敗して破産する人もいる。大切なのは、それぞれのクワドラントの特徴を知り、どこにいきたいかを選択することです。

それぞれの特徴について、本に詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』を読んで

「自分はこれまで会社員として生きてきたし、これからもそうなんだろうな」

「福利厚生のしっかりした会社で定年まで働いて、老後のために貯金をして、無駄な出費はしないようにしよう。」

こんな人がほとんどではないでしょうか。

けれど、日々変化している時代、いまの会社で定年まで働ける保証はどこにもありません。しかし、だからといって、「BやIにならなければならない」といっているわけでもありません。

自分の人生なんだから、「何となくそうなった」ではなく、意志をもって選択したいということです。

ちなみにわたしは、この記事を書いている現在はEですが、この本を読んで改めて、なりたいのはSだと確信しました(その後、Iにいきたい)。

最近、なぜか縁あって、Bにいる人や、Bをめざして切磋琢磨している20代、30代の人に会うことが多くなりました。みんな目が生き生きしていて、なんとなくEにいる人とはまったく違う空気をまとっていました。

そして全員が、この『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』を読んでいるんです。どの人に会ってもすすめられるので、おどろきました。笑

書店でこの本をみると、その厚さに読むのをためらう人もいるかもしれません。

でも、いまの人生に満足できていない人は、お金や働き方を見直すことで新しい一歩を踏み出せるかもしれません。

一回読んですべてを理解できるものではないので(すくなくともわたしにとっては…)、手元に置いてくり返し読みたい1冊です。

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