※今回は、ちょっとした記録程度の短い記事です。
「完璧に理解しなければ」モード
この数日間、X線撮影装置の日本語明細書1件を読みながら、X線装置による撮影・透視とその周辺についてまとめました。
まとめた内容は、直流・交流(単相・三相)、X線発生メカニズム、X線の吸収・透過・蛍光、バイポーラトランジスタ、MOSFET、ダイオード、コンデンサなどの半導体素子、A/Dコンバータ(サンプリング・量子化・符号化)、インバータ、CMOS、スイッチング、整流…などなど。
読んだ明細書には、X線を電気信号へ変換するための平面検出器(flat panel detector)という装置が出てくるのですが、これらの知識がない状態では全然読めませんでした。
不足知識を補う際には、以下のように必要に応じてChat GPTを使用しています(100%信用するのではなく、必ず裏どりしています)。
薄膜トランジスタから液晶ディスプレイのまとめに入ろうとするところで、「いかん。永遠に終わらないパターンに陥っているぞ」と我に返りました。
つい「完璧に理解しなければ」モードに入ってしまうのです。
もちろん今回まとめた内容は、幅広い分野の明細書を読む際に役立つものです。しかし、あれもこれも完璧にしようとするのはいけません。
「明細書を理解するのに必要なレベルで理解する」というのが目的ですから。
半導体を勉強する際はやみくもに周辺に手を広げずに、前に購入していた以下の本に沿ってまとめることにします。
まとめが済んだ目次の項目にチェックしています。
とはいえ、ネットでは分からなかったことが本を読むことで理解できることもあれば、その逆の場合もあります。
本を基本として、不足分をネット等で補うのがいいです。『岡野の化学』を使って化学を勉強していた時と同じです。
「電気とか半導体って、Aについて理解するためにはBについての知識が必要だし、それならBから勉強しようと思うと、今度はBを理解するのにCの知識が必要だと分かってキリがない。どの分野でもそうだが、電気は特にそう感じる」
と夫に言うと、「そうですよ。だから電気は面白いんじゃないの!」と笑顔で言われました(夫は電気・通信が専門)。
X線撮影装置の対訳開始
半導体関連の知識補充メインの学習はいったんストップして、対訳学習に入ります。X線装置関連の、8,000wほどの明細書を選びました。
対訳学習を1件か2件やって、それから自力翻訳します。