記録

7ヶ月目の振り返り

正味の学習開始から7ヶ月が経過しましたので、振り返りをします。

7か月目の学習

明細書学習

英日対訳のある明細書を題材にした学習を行う。

1つの明細書すべてを読む学習と、一部(背景技術)を抽出して読む学習を組み合わせる。

現在、まだ自力翻訳はしておらず、Wordにて英語と日本語を一文ずつ上下に表示させてマーカーで色分けしながら読む。

分野は遺伝子工学、免疫細胞関連。

明細書学習の改善点

7ヶ月が経過してようやく「明細書→不足分を補充」のリズムが身につきました。

明細書を読むと、理解できる部分と、理解できない(つまり周辺知識の補充が必要な)部分があります。

分野の背景知識が全くない場合、「理解しながら読める部分」がありません。つまり、明細書を読めるレベルに達していません。

この場合に必要なのは「不足している背景知識を補充するための学習」ではなく「基礎学習」です。

半年以上の基礎学習を継続した結果、明細書を理解しながら読めることが増えました。

しかし、あくまで自分は「翻訳者として必要なレベルで明細書を理解するための学習」をしているのだということ。

このことを忘れると、「この分厚い専門書を隅々まで理解しなければ!」などとという「沼」にハマります。

改善点というよりは、講座で既に言われていることが身にしみて分かったということです。

エクセル用語集の作成

明細書を英日対訳で読みながら、自作のエクセル用語集に収集。

さらに、翻訳会社のコラムや特許翻訳関連本に記載されている用語も蓄積する。

「本」、「学会サイト」、「明細書」など、エクセルのタブごとに分け、さらに本やサイトの場合は備考欄を設けて用語の出典を追記。

翻訳会社のコラムでは、例文と翻訳のポイントなどのコメントと、自分自身のコメントを備考欄に記載。

半導体の学習

YouTube動画、サイトや以下の書籍を使用して基礎学習。主にウエハ関連。

合わせて特許明細書の背景技術のみ抽出して50件日本語で読む

医療機器関連

医療機器関連の明細書も50件背景技術のみ抽出して読む + 周辺知識補充

カテーテルのコネクタ関連にやや苦戦したものの、企業サイトや動画を参考に何度も図を書いたおかげで理解できるようになりました。

医療機器関連では、これまでの微生物の学習、バイオフィルム、殺菌・抗菌の学習が役立ちました。

医療機器関連の課題

一部の医療機器の明細書では、電気回路や周波数などの知識が必要です。

これまで化学や物理をやってきたおかげで、さすがに「何を言っているのか意味不明」レベルではありません。

しかし、理解できるレベルで読むとなると、この分野の学習がまだ足りないと感じます。

今の段階で、あの分野もこの分野も…と手を出すと次の段階に進めないですが、電気関連の学習は少しずつ継続します。

翻訳学習

主に「翻訳の泉」のコラムを使用して翻訳学習。

例文を知子の情報とエクセルに蓄積する。エクセルでは一覧表示して参照できるように、例文と翻訳のポイントなどのコメントを記載。

翻訳学習の改善点

先月まで、翻訳学習は「時間ができればやる」状態になっていたため、費やす時間が少なく進捗が遅いことが課題でした。

この課題を改善するために、翻訳学習に1日1.5h使うと決めました。

やると決めた時間(21:30)になれば、どれだけ中途半端でも手を止めて翻訳学習を開始しています。

翻訳の泉終了後は「イートモ」を使ったトレーニングも組み込んで、英訳学習を進めます。

今後の予定

8月15日までは以下の通り、基本的に現在の学習を続けます。

・半導体の学習+明細書
・電池(リチウム電池など)の明細書
・ワクチン関連の明細書(キーワード:ワクチン、mRNA、ウイルス)

8月16日以降、以下を行います。
・講座の対訳シリーズ視聴
・Tradosを使って自力翻訳(自作のエクセル用語集をTradosに組み込む)

⇒自力翻訳では特許明細書1件をすべて翻訳し、その際の気づきをまとめておく。
翻訳の工程において、どの作業に時間をとられているかを知る。時間がかかるのは何かが足りないということ。不足を把握し、強化する。

⇒翻訳後に公開訳と比較し、自分の訳の改善点、公開訳の誤訳等を記録
⇒公開訳と比較し、ブログでアウトプットする。

※最初は1件の翻訳に時間がかかっても、2件目以降、だんだんスピードアップすること。
※処理スピードが2,000w/日を超えた時点でトライアルに応募する。

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