全固体電池の明細書の対訳学習
全固体電池について、不足知識を補いつつ関連する日本語明細書を数件読みました。
現在、対訳のある明細書を使用して対訳学習中(2件目)です。
1件目の対訳学習で得られた気づきを書きます。
図解しない=整理しない
いつものように、マインドマップを作成しながら、かつノートに書きながら明細書を読み進めました。
今回は特に、マインドマップや図にしながら読むことがいかに重要であるのかを実感しました。
というのも、これを怠って読み進めると、何を言っているのかさっぱり分からなくなってしまったからです。
「ここはどこ?」状態
以下の図のように、Anode(負極)層とSSE(固体電解質)層との間に界面層を介在させるという話なのですが、
界面層の種類としてはA、B、C、D…などが挙げられ、
界面層がセラミック層である場合に、層に含まれるものとして高分子バインダーがあり、その高分子バインダーの種類としてはA、B、C、D…などが挙げられ、
高分子バインダーに含まれるものとして、そこに分散されている耐熱性粒子があり、その耐熱性粒子の種類としてはA、B、C、D…などが挙げられ、
高分子バインダーと耐熱性粒子の比率が●●なら~で、××なら~で、
さらに高分子バインダーは溶媒を含んでいてもよくて、その溶媒としてはA、B、C、D…が挙げられ、
…というのが続くのですが、途中で図にするのをサボってしまったために、何についての説明をしているのか分からなくなりました。
「一体ここはどこ?」という状態に陥ったのです。
図解しないのは、頭の中を整理しないことと同じなのだと改めて認識しました。
やはり図解するのは大事
つまり、「どこの部分の、何に着目して説明がなされているのか」を読みながらちゃんと整理しなければ内容を理解できなかったという、それだけの話なのですが…。
大きい括りがあり(A、B、Cとします)、まずはAの詳細部へと入り(A-1、A-2、A-3)、
A-1についてさらに深く掘り下げ(A-1-1、A-1-2、A‐1‐3)、さらにA-1-1を掘り下げる(A-1-1-1、A-1-1-2、A-1-1-3)…など、
どの部分について言っているのかを読みながら整理する必要がありました。
でなければ、A-2やBなど、別のグループの説明へと切り替わったとき、さっぱり分からなくなります。
理解できているかを確認するための図解
マインドマップでもノートでも、頭の中で内容を整理できていなければ作れないし、書けないことは経験済みです。
私にとって、マインドマップ作成やノートの図の手書きは、明細書の内容をちゃんと理解できているのか?を確認できる作業でもあります。