短い記事ですが、ビデオセミナーを視聴したという連絡の意味も含めて気づきなどを書きます。
内容に向き合っていない
先日の記事に対して、以下のビデオセミナーやブログで取り上げいただき、ありがとうございます。
- 4516号 《AI活用すれば英語力無くても翻訳できる?》
- 4517号 《公開訳を使った学習法》
「何となくの違和感」に対する踏み込みの深さ。内容への向き合い方。
管理人さんと比較してまだ甘いと言わざるを得ません。
特に、以下について。
A photomask is protected from particles by a pellicle, a thin transparent film stretched over a frame that is attached over the patterned side of the photomask.
公開訳:フォトマスクは、ペリクル(フォトマスクのパターニングされた側面を覆って取り付けられたフレーム上で伸ばされる薄い透明フィルム)によって粒子から保護される。
自分訳:フォトマスクは、枠上に張られた透明な薄膜であるペリクルによって粒子から保護され、ペリクルは、フォトマスクのパターン形成側面を覆うように取り付けられている。
私は、これを「係り受けのミス」として先日のブログ記事に書きました。
翻訳する時も、公開訳と比較後に記事を書いたときも、この一文に対して気になったのは係り受けのことでした。
つまり、原文の内容に向き合うことが二の次になっていたのです。
というのも、実は、訳出時に私が持っていたイメージは、「フォトマスクにまずはフレームを取り付け、その後フレームにペリクル膜を貼り付ける」ではありませんでした。
むしろ「フレームにペリクル膜が貼り付けられたペリクルを、フォトマスクに取り付ける」イメージを持っていました。
ただし、「いまになって振り返れば」です。
なぜなら、そのイメージに対して確信を持てるところまで調査することを怠ったからです。
だからこそ、”that is attached over the patterned side of the photomask”が”a pellicle”に係るのか、”a frame”に係るのかと悩むことに時間を費やしました。
ビデオセミナーにて管理人さんからこの一文に関する説明があった際に、自分も同じイメージを持っていたんじゃないのか?と気が付いたのです。
原文の内容から「~ではないか?」と考えたことに基づいてきちんと調査して訳出していれば、今回のようにthat以降の係り受けがどうこうと問題として取り上げることもなかったのです。
何度も聞いていたことなのに、内容に向き合うことが最も重要であるとまだ理解できないのだろうか?と自分に腹が立ちました。
昨日は振り返り学習をしましたが、あまり集中できませんでした。
固体電池の明細書を自力翻訳中
今日は気持ちを切り替えて、別の固体電池の明細書を自力翻訳中です。
公開訳の比較まで終われば記事を書く予定です。
その他、先日の記事で取り上げた疑問などについても、コメントありがとうございます!