【翻訳の独学におすすめ】翻訳者ネットワーク「アメリア」
今回は、以下の方向けに記事を書きます。
- 翻訳を独学している
- 翻訳の仕事がしたい
- 翻訳の仕事や学習について相談できる仲間がほしい
- 自分の翻訳の実力を知りたい
この記事を書いているわたしは医薬品関係の仕事をしていて、副業で翻訳チェッカー(医薬)をしています。
現在は、翻訳者として仕事をはじめるための準備をしているところです。
このブログは医薬翻訳に関する記事が多いですが、どんな分野の翻訳者をめざしている人にとっても役に立つ記事が多くあります。この記事もそうです。
今回は、「アメリア」という、翻訳者向けサービスをご紹介します。
翻訳を学んでいる人にとって、きっと心強い存在になってくれます。
わたしは入会後まだ数ヶ月です。短い期間ではありますが、アメリアに入会して感じたメリット・デメリットなどをご紹介します。
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アメリアとは?
翻訳の仕事獲得とスキルアップができる有料の会員制サービス
アメリアは翻訳者のための、有料の会員制サービスです。
ほかには掲載されていない未経験者から応募できる求人や、プロが教えてくれるお役立ち情報が豊富、さらに、トライアルを通じてスキルアップもできる、そんなサービスです。
ほかの会員との交流もできるので、独学で翻訳を学んでいる人にとっては心強い存在です。
アメリアに入会するメリット
アメリア入会のメリットは以下のとおり。
- トライアルで実力チェックができる
- 「クラウン会員」の称号
- 翻訳者の求人数が豊富
- 役立つ情報やコラムが充実
- 掲示板&翻訳メル友サーチ
ひとつずつご紹介します。
トライアルで実力チェックができる
毎月、翻訳の課題にチャレンジできるアメリアの「定例トライアル」。
分野はフィクション、ノンフィクション、特許、IT・テクニカル、ビジネス、日英ビジネス、メディカル、日英メディカル、映像、金融です。
わたしはしばらくメディカルだけに絞って受けようと考えているのですが、それでも年5回あります(英日が3回、日英が2回)。
応募料の1,650円が必要ですが、これは挑戦するべき。
過去のトライアルも閲覧することができ(なんと約20年分!)、素晴らしい学習教材となります。
トライアルの他にも、「翻訳トライアスロン」、「翻訳お料理番」、「ミニ翻訳コンテスト」など、翻訳の力をためすことができるコンテンツが充実です。
「クラウン会員」の称号
先ほどご紹介した定例トライアルでは「AA」~「E」で評価がつけられます。
「AA」を1回取得した人、または12ヶ月のうちに「A」を2回取得した人は、「クラウン会員」の称号を得られます。
「クラウン会員」は、翻訳の実務経験がなくても「仕事ができるだけの実力がある」と太鼓判を押してもらうようなもの。
「アメリア」での求人の応募条件には、「実務経験者またはクラウン会員」と書かれている求人がたくさんあります。
中には「実務経験3年以上またはクラウン会員」という求人もみつけました。それだけ、アメリアに登録している企業のクラウン会員に対する信頼が厚いということですね。
トライアルに挑戦して「クラウン会員」になることで、翻訳の実務未経験でも仕事をゲットできるチャンスがグッと増えるということです。
翻訳者の求人数が豊富
翻訳者を目指す人にとっての大きな壁は、「仕事をゲットすること」ですよね。
実務未経験者が応募できる求人がそもそも少ないんです。
「アメリア」には、年間1,500件の求人が掲載されるそうです。その中には、未経験から応募できる求人も豊富にあります。
未経験から翻訳者をめざす人には嬉しいですよね。
役立つ情報やコラムが充実
アメリアには「情報・コラム」のコーナーがあるのですが、「こんなこと、知りたかったぁ」という内容が充実しています。
たとえば、プロとして活躍している翻訳者が、翻訳するときにどのようにリサーチしているのか(ネットでの検索の仕方など)、どんな時間の割り振りで仕事をしているのかなど。
独学していると、こういうことを教えてくれる人に会う機会がないので、とても心強いです。
掲示板&翻訳メル友サーチ
このコーナー、わたしはまだ活用していないのですが、ご紹介だけ…。
「コミュニティ掲示板」、「翻訳メル友サーチ」は、会員同士の交流ができる場です。
「コミュニティ掲示板」では、勉強の不安や疑問を投げかけると別の会員が答えてくれます。
「翻訳メル友サーチ」は、プロフィールをみて「翻訳仲間になりたい」と感じた人とメッセージのやり取りができます。
孤独になりがちな翻訳の学習。同じように翻訳者を志す人との交流ができるのは心強いです。
アメリアに入会するデメリット
アメリアに入会するデメリットは、いまのところほとんど感じていないです。挙げるとすれば以下ですね。
会費がやや高い
アメリアの入会費・年会費は以下の通り。
- 入会費:5,500円(キャンペーンで無料のときもある)
- 年会費:16,500円
初年度の合計22,000円。うーん、ちょーっと高いですよね。わたしは入会費無料キャンペーン中に入会したので年会費のみでしたが、それでも悩んだのは確か。
でも、個人的には「トライアル過去問」が約20年分、これをみられるだけでも「入会してよかった」と感じているところ。
まだ求人には応募していませんが、未経験から応募できる求人が豊富に紹介されているだけでもアメリア入会の価値はあると感じます。
上に紹介したメリットを読んで、それがメリットだと感じるなら会費をはらうだけの価値は十分にありますし、逆も然りです。
受身な人には向かない
これ、デメリットとは言えないかもですが…
「会費払ってるんだから、サービスしてよ!」という姿勢の人には向かないでしょう。
トライアルの過去問だって、「これを自分なりに訳してみよう」と言う人と「へぇ、こんな感じか」とながめて終わる人では、まったく違います。
求人だって、応募しなきゃ何も始まりません(企業からスカウトされることもあるようですが)。
提供されているコンテンツをどうすればうまく活用できのるか、頭を働かせようとしない人が入会しても会費が無駄になるだけです。
会費を払った分だけのお金は、トライアルに合格して仕事ですぐに回収してやる!くらいの意気込みの人に向いています。
まとめ:翻訳の独学におすすめ
「アメリア」に入会するメリットとデメリットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
会費が高いので悩む方もいるかと思いますが、わたしは入会して良かったと感じています。
気になったら資料請求してみよう
「気になるけど、ちょっと悩む」という人は、資料請求してみては。
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