【医薬・医療翻訳の独学におすすめ】『いまさら誰にも聞けない 医学統計の基礎のキソ』

医薬医学

今回は、以下の人向けに記事を書いています。

  • 医薬・医学翻訳者をめざしている
  • 医学論文にでてくる「統計学」にニガテ意識がある

「95%信頼区間(CI)」、「P<0.05」、「母集団」…
「え?ナニコレ?数字とか意味わからん言葉がいっぱい出てきた(泣)」

なんてこと、ありませんか?

医薬・医学翻訳者を志している人にとって、もっともニガテ意識(もはやアレルギー)を感るもの…ずばり「統計学」ではないでしょうか?

わたしもそのひとりでした。

「95%信頼区間…なんだそりゃ?😅」と思いつつ、翻訳の勉強をはじめたころ取り組んでいた通信講座の課題では、言葉の意味もよく理解しないまま翻訳していました。

けれど、本格的に翻訳をはじめて、「翻訳者が(翻訳する文書の)内容をまったく理解していないのは問題だよな」と、思い当たりました(当たり前のことですが、気がつくのが遅かった)。

それから、統計学の基礎のキソを教えてくれる本を探して…
みつけました。『いまさら誰にも聞けない 医学統計の基礎のキソ』シリーズ!

この本を読めば、「統計学はほんとにムリ」レベルから、「なんとなく分かってきたかも!」レベルに上がれること間違いなし。

今回は、統計学の基礎を学べるシリーズ第1巻をご紹介します。

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『いまさら誰にも聞けない 医学統計の基礎のキソ』

「まずは統計アレルギーを克服しよう!」

統計をマスターしたい人は、まずは医学論文の読者として、出された統計結果を理解できるようになりましょう。論文を読む立場のわたしたちとしては、統計で出てきた結果の解釈ができて、それを日々の臨床に役立てれば、統計に関してはバッチリとマスターできたと言えますよね。

「統計を学ぼう」という人には、ふたつのタイプがいるでしょう

  • ①統計をガッツリつかって、論文を出そう
  • ②統計がつかわれている論文を、もっと理解できるになろう

翻訳者として、医学論文をもっと理解できるようになりたいわたしたちは、②ですよね。

すべてをカンペキに理解する必要はない

多くの「統計学」の本は、論文を書いたり、学会で発表する人のために書かれたものだそう。

そのため、論文を「読む」立場であるわたしたちは、すべてをカンペキに理解する必要はありません。

出てきた(論文に書かれた)結果をみて、その解釈ができればいいんです(引用部分の「臨床」を「翻訳」に変えることもできるはず)。

英語から日本語(あるいは日本語から英語)に言葉を置き換えるだけのレベルから、原文で伝えたいことをくみ取れる翻訳者になれるはずなんです。

まずは、「統計アレルギー状態から脱することができればOK!」というくらいの方が気が楽かも。

『いまさら誰にも聞けない 医学統計の基礎のキソ』内容紹介

本書で学べること

以下を理解できるようになります(これがすべてではありません)

  • 仮説検定の理論
  • 帰無仮説の立て方
  • P<0.05(あるいはP<0.01)の解釈
  • P値について
  • 95%信頼区間の解釈
  • グループ間比較の有意差の有無
  • グループ間の差の程度
  • 平均値と中央値の違い
  • 平均値と標準偏差からデータの分布を算出
  • 「有意差あり」と「差あり」の意味の違い

やさしい説明と練習問題つき

上のリストをみて、「ちょっと待って…意味わからん😂」と思っても大丈夫。

基礎のキソから、本当にやさしく教えてくれます。
練習問題もあるので、「なんとなく読んで理解したつもり」になることがありません。

第2巻、第3巻もあります

シリーズ第2巻は、さまざまな図表や各統計値の解釈について書かれています。2巻を終えた時点で、基本的な統計結果をすべて読めるようになるとのこと。

第3巻になると、「その論文にでてきている統計が適切なのかどうか」や、医学研究自体の質を評価する方法も説明されているんだとか。

統計学が楽しくなってきたら、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ:医薬・医学翻訳の独学におすすめ

医薬・医療翻訳を学ぶ人にとって、関連の背景知識を学ぶことは避けられません(生物学・解剖生理学・薬学…ほんとうにいろいろあります…)

なかでも統計学は、呪文のような(?)言葉の羅列にアレルギー反応を起こしそう。

でも、本書をつかって統計を学び、「なんとなくわかってきた」レベルになるだけでも、原文の理解ができるようになるので翻訳がかなり楽になるはずです。

医薬・医療翻訳を独学している人は、ぜひ試してみてください。

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