【医薬翻訳の独学におすすめ教材】『まずはこれから!医薬翻訳者のための英語』

今回は、以下のような人向けに記事を書きます。

  • これから医薬翻訳を勉強しようと考えている
  • 医薬翻訳者になるために必要な知識や、おすすめの教材を知りたい

「医薬翻訳者になりたい」と思っても、なにから手をつければいいのかまったくわからない人もいるはず。

そんな人のために、「何はともあれ、まずこの1冊からスタートしようぜ👍」ということで、医薬翻訳関連の本やブログで必ずといっていいほど紹介されている本があります。

それが今回ご紹介する、森口理恵氏著『まずはこれから!医薬翻訳者のための英語』です。

スポンサードサーチ

『まずはこれから!医薬翻訳者のための英語』

医学・薬学分野の翻訳者必携本

医療および医薬の分野で使われる英語の基本的な用語・表現を取り上げ、情報を正確かつよりスムーズに理解できるように、そしてインターネットなどによって情報や知識を得る際の一助として役立てていただけるように、その意味と用例をわかりやすく解説したのが本書です。

翻訳とは、ただ英語を日本語に変換する作業を指すものではありません。

「誰にむけて、何を伝えたいのか」を翻訳者が理解していないと、原文を書いた人の意図は伝わらず、ただの文字の羅列になってしまいます。

翻訳者になるなら、背景的な知識(ここでは医学や薬学の知識)を身につける必要があります。この本は、医薬翻訳を学び始めた人の必携本といえます。

『まずはこれから!医薬翻訳者のための英語』の内容紹介

本の章立ては以下のとおりです。

  • 第1章:薬の投与に関する基本表現
  • 第2章:薬理学の基本表現
  • 第3章:抗生物質・感染症に関する表現
  • 第4章:遺伝子に関する表現
  • 第5章:免疫に関する表現
  • 第6章:動物実験に関する用語
  • 第7章:臨床試験に関する用語
  • 第8章:統計解析の用語
  • 第9章:検査の表現
  • 第10章:製薬業界の表現
  • 第11章:医療に関する用語
  • 最後に:これから医薬翻訳者をめざす人へ 医薬翻訳の仕事と学び方

さらにこんなコラムも。

  • 略語を知ろう
  • オンライン上で公開されている用語集
  • 翻訳に役立つWEBサイト

頻出フレーズも掲載

用語だけではなく、以下のような頻出フレーズも紹介されています。

The recommended therapeutic dose is 4 mg BID (8 mg / day) administered orally.
推奨用量は、1回4mg1日2回(8mg / 日)経口投与である。

例文中の”BID”は、ラテン語で”bis in die”、英語で”twice daily”、つまり「1日2回」という意味です。本中の「略語を知ろう」で紹介されています。

「推奨用量」や「経口投与」なんて、ふだん使うことのない用語ですよね…

でも、業界特有の表現を知らないまま翻訳してしまうと、「この翻訳者はなにもわかっていない」と判断されかねません。

医薬翻訳者になるなら、薬の添付文書などでよく使われる基本的な表現などを、しっかりと身につけたいものです。

教材やサイト情報を得られる

「どんな辞書、教材を使えばいいのかな?」、「無料で学べるサイトはあるのかな?」
こういった情報も、本の中にたくさん盛りこまれています。

ネットで調べているといろんな情報があふれていて、あれもこれも必要なんじゃないかと考えがちですが、まずはこの本で紹介されているものからスタートするといいかも。

辞書なんかは、「何を買おうか」なんて、ひとりで考え込んでいるとキリがないんです、ほんとに…

まとめ:医薬翻訳者の入門書

医薬翻訳者の入門書として、ぴったりな本だと感じています。

頻出の用語や表現、使うといい教材はもちろん、インターネット上の膨大な情報の中からどうやって必要なものを取り出して翻訳に生かすのか、仕事の流れはとうなっているのかなど、初学者が知りたいことを丁寧に教えてくれる本です。

初学者の強い味方となり、仕事を始めてからも手元に置いておきたい必携書となるはず。

本のタイトルとおり、まずはこれからはじめてみましょう!

人気記事【体験談】DMM英会話で1年間学んだ感想、メリットとデメリット