【感想】前田裕二『メモの魔力』を読んだ

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今回は、前田裕二さんの著作『メモの魔力』について、記事を書きます。

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著者の前田裕二さんはどんな人か

1987年生まれ。
早稲田大学政治経済学部→外資系投資銀行→DeNA→「SHOWROOM」株式会社代表取締役社長

前田裕二(まえだゆうじ)さんは、「メモ魔」として有名な起業家です。

「メモ魔」の原型

経歴をみると「ずっと成功の道を歩んできた人なんだな」と思うかもしれません。

でも本を読むと、経歴からは想像できない子ども時代があったとわかります。
その子ども時代に、「メモ魔」の原型がつくられたようです。

『メモの魔力』とは

日常を「アイデア」に

メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できます。一見価値のなさそうな、普通の感覚では誰もがスルーしてしまう小さな事象でさえ、メモすることで、それはアイデアになる。

ふだん目にしている光景。
それは気に留めなければ、「ただの風景」です。

メモをとることで、ただの風景がアイデアの宝庫になります。

誰もがスルーしてしまうことでも、自分の人生を変えるきっかけとなる可能性があるのです。

メモで「人生のコンパス」を手に入れる

本では、メモの対象を「自分自身」にむけることが、とくに大切と書かれています。
自分を知ることができないと「人生の軸」をもてません。

本ではこの軸が「人生のコンパス」と表現されています。

人生のコンパスを持たない人は、広い海のなかで漂う船の上で、オールを漕ぐべき方向も分からないような、迷う人生を送っているのと同じなのです。

メモをとることは人生のコンパスを手に入れるための強いツールとなります。

メモのポイント

以下の3つのポイントを意識します。

①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する

「ファクト→抽象化→転用」の説明だけでは難しいですが、それぞれ詳しく解説されているので大丈夫です。

たとえば前田さん自身の経験も紹介されています。
幼いころ、駅前でギターの弾き語りをしていたときの経験です。

①「ファクト」

ファクトは「事実」です。

感情を入れず、出来事をありのまま受け取ります。

  • カバー曲を歌うと多くの人が立ち止まって聞いてた
  • 人のリクエストに応えて歌うと、仲良くなれた
  • 仲良くなってからオリジナル曲を歌うと、さらにお金をもらえた

②「抽象化」

ファクトから分かることを「抽象化」します。

  • 双方向性をもつと、お客さんと仲良くなれる
  • 歌が上手いことよりも、「絆」をもっていることが大事

③「転用」

そして、行動(自分のビジネス)に「転用」します。

双方向性があって絆をつくれる仕組みをネット上につくる

さまざまなことに当てはめる

以上のステップを、日常のあらゆることに当てはめます。

3つのステップの中でも「抽象化」はとくに難しいです。
けれど、「抽象化」こそがメモの根幹だと書かれています。

本では「抽象化」する方法が分かりやすく説明されているので、読めば難しく感じません。

なぜメモをとるのか

メモをとるのは、夢に向かって行動するため。

具体的に何をするのか、どうやって行動するのかというところまで落とし込まなければ、夢を達成できないからです。

夢が夢で終わってしまないように、「転用」することが大切なのです。

『メモの魔力』を読んだ感想

「考える」を習慣にする

読めばすぐにメモしたくなります(笑)

ふだん何気なしにすましていることでも、「自分にとって何か意味があるんじゃないか」など考えるようにしています。

わたしの場合メモ帳ではなく大きめのノートに書いていますが、やりたいことを整理できていいなと感じています。

「想い」と「思い」

この本で、わたしが一番すきなところです。

「思う」と「想う」の違いは「明確に見えているか」。
つまり、はっきりとイメージできているかどうかということ。

もう体験してきたかのように、リアルに映像で想い描く。

はっきりとイメージできないことに対して「自分はそれを本当に達成したいのか?」を考えるきっかけにもなりました。

これも自分を知ることのひとつになります。

【自己分析1,000問】をやってみた

本の最後には、「自分を知るための【自己分析1,000問】」があります。

家族、趣味、経験など、自分を深く知ることができる、1,000の質問です。

たとえば「幼少期の理想のパートナーは?」といった、思い出せない(というかなかった)質問はとばしつつ、やってみました。

書きたくないところ

ときどき、「書きたくない」と感じました。まるで、封印されていた感情が、引っぱり出されるのを拒んでいるようでした。

けれどそこで辞めるのではなく、「なぜ自分はそう感じるのか?」を書いてみると、むしろすきりした気持ちになりました。

紙に書き出すと、「黒くてモヤモヤしたマイナスの感情」が吐き出されるのだと思います。

自己分析なんて、就活生じゃないから必要ないと思う人もいるでしょう。
でも大人こそ、するべきだと思います。

まとめ

自己啓発系が苦手な人にもおススメ

いかにも「自己啓発系」という本はニガテ、という人にも、ぜひおすすめしたいです。

何気なく見すごしている日常を、いかに面白く抽象化できるか。
そして自分の人生に面白く転用できるか。

精神論ではなく、具体的に、行動に落とし込む方法が説明されています。

読むだけでは意味がない

「へぇ、前田裕二さんってスゴイ人だな」。

うん、スゴイ。

パタン

…と本を閉じて終わるのは、もったいなさすぎます。

読んだ瞬間から、いや読みながらノートとペンで「メモ」していきましょう。
「なぜ自分は彼をすごいな、と感じたんだろうか?」と。

もしかしたら、新しい自分に出会う第一歩になるかもしれません。

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