記録

講座開始から2年が経過

インフルエンザが流行していますね。

私の夫は休暇までの最終出勤日である昨日発熱し、現在も熱が下がらないままです。

病院での検査の結果、インフルエンザ陰性でしたが(コロナも陰性)、検査のタイミングによって感染していても陰性結果となることがあるので、本当はインフルエンザではないか?と思っています。

念のために隔離する方が良いだろうとは分かっているのですが、容態が悪化しないかと心配なので、私の部屋に布団を敷いて寝かせています。

何もなく回復するといいのですが。

話は変わりますが、先日、今年最後の仕事を納めました。

年明けに過去最大ワード数の案件が控えていますが、一旦休みます。

休むといっても、次の案件まで何もせずのんびり過ごすわけではありません。

散らかったメモリや用語ベースを整理したり、これまでの案件において自分が弱いと感じた知識を補充したりと、何かとやることはあります。

今回の記事では、講座受講を開始してから2年間を振り返ろうと思います。

仕事を開始するまでにどのように勉強を進めてきたかについてはこれまでのブログ記事に書いているので、今回の記事では省略します。

以下の1年間の振り返りの記事に、1カ月ごとに主にやったことをまとめています。

学習開始から1年が経過(振り返り)本格的に学習を開始してから1年が経過しましたので、振り返りをします。 全体的な振り返り 学習時間について ・学習時間 ...

この記事では、現在の状況や2年間の簡単な振り返りと、現在の課題や今後の目標などについて書きます。

現在の状況

登録会社について

現在、登録している会社と、案件を受注したことがある会社は以下の通りです。

・登録済:4社(翻訳:3社、校正:1社)
・受注あり:2社(いずれも翻訳)

上記の2社については、「A社」、「B社」として以下の記事にも紹介しています。

家族のことや案件のことなど色々先日、過去最大ワード数の案件を納品しました。 その案件のさらに2倍のボリュームの案件が次に控えているのですが、その準備の前に、数日...

A社とB社からは、ありがたいことに常に新たな案件の打診を頂いている状態です。

しかし、A社とB社の案件にほどんどのリソースを費やしている現在の状況に危機感を持ち始めています(後ほど詳しく書きます)。

分野

これまでに受注した案件の分野をざっくり書くと以下の通りです。

・ゲノム編集
・再生医療
・がん免疫療法
・医用高分子

A社のある案件を納品した後にB社の似たような分野の案件を受けたときは、A社の案件での経験に助けられました。その後、A社の別の案件を受けた際にはB社での経験が役立ちました。

1つの案件を経験するごとにステップアップしているという実感がありました。

2年間の振り返り

勉強時間

勉強時間をエクセルと紙に記録しています。毎朝、パソコンを立ち上げて直ぐに前日の勉強時間を記録するのが習慣になっていて、プロとして稼働し始めてからも継続しています。

「勉強時間」と表現していますが、プロとして稼働するための諸々の作業やブログを書くのに費やした時間も含んでいます。

仕事を始めてからは、勉強や作業、案件の前調査、案件でざっくり色を分けています。





1年目(2022/12-2023-12)

3249時間30分

2年目(2023/12-2024-12)

2676時間21分

2年目については、仕事を始めてからの勉強時間や案件にかかった時間も含めています。

上記を抜いた時間は、1721時間20分です。

2年目は、1年目よりかなり気が抜けていたように思います。また引っ越しもあって、生活が落ち着くまで勉強できなかった日が多かったです。

1年目の勢いのまま2年間継続するのは自分には無理だった、とも言ってもいいかもしれません。

プロとして稼働するまでにかかった時間

仕事を始めるまでの勉強時間、つまりプロとして稼働するまでにかかった時間で計算すると、

1年目の3249時間30分 + 2年目の1721時間20分 = 4970時間50分

です。

トライアルについて

トライアルの結果は以下の通りです。

応募:28社

・応募後連絡なし:9社
・トライアル不合格:2社
・トライアル合格:4社
・トライアルなし登録のみ:2社
・書類選考不合格またはトライアル受験不可の旨連絡あり:9社
・辞退:2社

2年間で100社応募する予定でしたが、現時点でまだ28社しか応募していません。

応募後連絡がなかったり書類選考で不合格となったりすることも多く、トライアルを受験するための切符を得ること自体、簡単ではありませんでした。

今年の5月に1社受かったあと、2社目、3社目と続けて合格しました。

1年目と比較して変わったこと

「積み重ね」が自信に

以下は、本格的に勉強を開始してから1年が経過したときに書いた記事です。

学習開始から1年が経過(振り返り)本格的に学習を開始してから1年が経過しましたので、振り返りをします。 全体的な振り返り 学習時間について ・学習時間 ...

1年前に書いた記事を久しぶりに読んで感じたことは、「この頃の自分、焦ってたな」です。

勉強以外の時間は「無駄な時間、削らなければならない時間」と感じていたくらい、自分に厳しく時間を管理していました。

1年半が経過しトライアルに受かってしてからは、気が緩んでしまったのか、休むことを許すようになりました。

現在は、案件をこなしながらも週末は夫とリラックスして過ごせるようになりました。これまでは削るべき時間と考えていた料理や食事も、週末は時間をかけて楽しめるようになりました。

自分が積み重ねてきたものは簡単には逃げない、という自信を得られたからだと思います(ただし油断は禁物です)。

翻訳で稼いでいること

1年目と比較して一番変わったことは、やはり翻訳で稼げるようになったということです。

初案件を受けたときは、「自分の訳文にはこの金額だけの価値があるのだろうか?本当にこのお金をもらっていいのだろうか?」と感じました。

初日は不安で数時間しか寝られず、気持ちが悪くて食事もほとんど摂れませんでした。

納品日は納品ボタンを押すまで同じことを何度も確認して、手汗をかきながら納品しました。

結果、良いフィードバックを頂くことができホッとしました。

2件目からは、「これまで培ってきた経験と費やした時間の対価としてこのお金を頂くのだ」と考えられるようになりました。

翻訳で稼ぐ力を持ったことで、大きな自信がつきました。

現在の課題

「勉強」ができていない

何よりの課題は、案件にほとんどのリソースを費やしてしまっているために勉強ができていないということです。

プロとして稼働し始めてまだ数カ月の現在は、案件4:勉強6の比でリソースを配分することが理想です。

ところがどうでしょう。現実は、案件9:勉強1です(^^;)

案件を打診されると、やはり「自分が受けたい」と思います。

その案件を受ければ得られるであろうお金に目がくらんでいるのかもしれません。

案件9:勉強1とはいっても、仕事が一番勉強になるという考え方がありますし、部分的にはその通りであるとも思います。

しかし、これじゃあいかんな、と最近は強く感じています。

プチ孤独

課題でも何でもないのですが、やはりフリーランスは会社員の頃と比べて孤独です。

特に岡山に引っ越してからは、夫以外に話す人がほとんどいないので孤独感が増しています(岡山の雰囲気は大好きになりました)。

案件真っ只中では孤独を感じないくらいにエネルギーを注いでいるのですが、案件を無事に納品できたからといって、会社員の頃のように仕事帰りに飲みに行くというようなイベントはなく。静かに次の案件の準備をするのみです。

張り合いがないな・・・と時々思います。

2024年中は外に目を向ける余裕がありませんでしたが、来年は機会を見つけて翻訳者の集まりに参加しようと思います。

講座の受講生同士で集まるのも素敵だろうと思います。

今後の目標

①時給アップ

最近の記事にも書いていますが、目標とするのは時給2,000円です。

初めての案件は時給792円でした。

最近の案件で、時給1,000円を超えました。

しかし現状の取引先では時給2,000円という目標を達成することはおそらく難しく、いずれはメモリマッチや機械翻訳の割引がない仕事を得る必要があります。

②新規開拓

目標①を達成するためにも、しばらくはA社とB社の案件を着実にこなし信頼関係を構築した上で、2025年中の新規開拓を目標とします。

会社の新規開拓以外にも、未来のためにスキルの新規開拓にも取り組む予定です。

これについては改めて記事を書くかもしれません。

スキルの新規開拓のためにも、案件を受ける頻度を調整しつつ継続できる程度に無理をしながら勉強します。

まとめ

常に「攻め」の姿勢をもつ

フリーランスは、現状に満足してしまうことが一番のリスクです。

私の場合、夫が家計の柱として稼いでくれているからこそ自分のペースでここまでやってこられました。

夫は2年間、勉強する私を応援してくれていて、稼げるようになってからも「どんどん稼いで!(^^)」と言ってくれました。

妻が稼ぐことを好ましく思わない男性もいると聞くので、ありがたいです。

全国転勤のある夫と共に生活しながら稼ぐための手段として翻訳の道を選びましたが、ようやく1歩踏み出せたなと感じています。

私が稼いだお金は、私が仕事に使うものを購入する以外は2人の将来のために投資することにしました。

今後は、仮に夫が何かの理由でまとまった期間働けなくなっても支えられるだけの稼げる力を身につけます。

そのためには常に攻めの姿勢を持つ必要があると考えています。

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